安否確認サービスは誰の為のもの?
この質問に多くの方は、「親のため。」
そう答えると思います。
確かにそれは正しい答えだと思います。誰しも自分の親に、もしものことがあって欲しくないものです。 親御さんが倒れていないかの確認のために、多くの企業や自治体が安否確認サービスを行っています。方法としては、機器を使ったり、一斉メールを使ったりといろいろな方法で行っています。ただそれらのほとんどが、
『生存確認のための安否確認』です。
結果報告だけの安否確認でいいですか?
ある日突然「親御様と連絡が付きません。」と連絡が来て、訪ねて行ったら倒れているのを発見したらどうでしょうか? きっと物凄いショックを受けると思います。
「なぜもっと早く気が付かなかったのだろ?」
「具合が悪いなんて聞いてなかったのに、 なんで突然こんなことになったのだろう?」
「ここまで具合が悪かったなんてわからなかった。」
様々な思いにさいなまれ、後悔をすると思います。
私にはこんな実体験があります。
一人暮らしをしている私の母が平成27年11月17日早朝にベッドの下で倒れているのを私が発見しました。
11月7日深夜母の持病の「裂孔(れっこう)ヘルニア」が悪化して具合が悪くなり入院し、症状が落ち着いたということで11月14日退院して3日後、私が体調を心配して訪ねて行った矢先の出来事です。
発見してからは、119番通報・救急搬送・緊急手術と事態はどんどん進んでいきました。手術の際には家族が呼ばれ説明を受けました。手術の内容は、裂孔ヘルニアに大腸が挟み込まれ、大腸が壊死をおこしている。よって大腸を全摘出、場合によっては人工肛門設置というものでした。いろいろな同意書の説明を受けサインをしました。その中には術中、術後早期に死亡する可能性もあると書いてあるものもありました。『手術をしなければ当日中にお亡くなりになります。』と説明があったのでサインせざる負えません。
サインをする手が震えました。
そして、物凄い後悔の念に駆られたのです。
『もっと早く母の家に行っていたら…』
『昨夜のうちに病院に連れて行っていたなら…』 で押しつぶされそうになりました。
幸いにも手術も成功し2か月の入院生活をおくり、退院することができました。 少しは後悔の念は薄れてきまましたが、今でも、時折手術の後を痛がる母の姿を見ると辛い思いがよみがえります。
ですから安否確認サービスは受け手である親御さんの為だけではなく、依頼されるご家族様が後悔の念に駆られることのないようなものでなければならないと思います。
『おはなし倶楽部 ねこのて』では
私ども『おはなし倶楽部 ねこのて』は、電話や訪問によって安否確認を行い、その都度ご家族様に親御さんの様子をメールにてお伝えいたします。 他者との会話は認知症予防効果があるといわれます。
会話によって親御さんにはストレス発散していただき、外ともつながっている安心感 をもっていただけると思います。会話によって得た親御さんの様子をメールでご家族様にお伝えすることによって、リアルタイムの情報がわかります。 特に訪問では電話だけではわからない、 体の様子や表情、ご自宅の様子をより細かく状況確認 の報告をいたします。体調不良であれ、認知状況であれ、大事に至らぬためにご家族様の電話や帰省のきっかけのひとつとして、早期発見の手段として
是非『おはなし倶楽部 ねこのて』をご検討ください。
