ユマニチュード

 4月11日のNHKの番組内で『認知症のかたの接し方』という特集を放送しておりました。同じことを繰り返して言う状態の時の接し方がありました。その手法の一つとして『ユマニチュード』というのがあり、実際のご家庭で行った映像とまとめがありました。大変参考になるのと同時に、現在受けている介護職員初任者研修の講習内で重なっている所もあり、日本の介護の現場の進んでいることに感心しました。NHK「あさいち」のホームページにアップされていると思いますので是非ご覧ください。


それどころではない、2035年問題

 3月25日朝のNHKのニュースで伝えられていましたが、前回の2025年問題の先にはもっと大変な事態になるそうです。全国地方自治体の40%で介護職員介護施設の不足により介護サービスがきちんと行えない状態になるということです。自分にとっても切実な問題です。後19年後…70歳を過ぎて一番お世話になっている世代かもしれません。介護のできるところへ移住するのか、しっかりお金を貯めて高額でも見てもらえるところの準備をするのか…(現状では無理!)家族に頼るしかないのでしょうか?年々介護の世界が厳しく感じられています。


2025年問題ってご存知ですか?

 2025年には、団塊の世代が70歳~80歳をを迎え、程度の差はあるにせよ認知症患者数が700万人を超えるという調査報告が国より発表されました。その時高齢者医療は現在7人で1人を支えている状態が5人で1人を支えるようになるといううことです。こんな数字を見せられると不安になりますよね~。認知症の患者さんは増えるは、支えてくれる人は少なくなってくるは…もし、自分がそううなった時どうするばいいのだろう?

 早期から認知症にならないように、予防、努力しないとダメでしょうし、なってからは進行を遅らせるようすることが大切です。自分に合った方法で、脳に栄養を与えていくのがいいようです。

ちょっと宣伝ですが…人との会話は効果が高いらしいです。

 

(厚生労働省H27年版高齢社会白書より)


○一人暮らし高齢者は増加傾向

•一人暮らし高齢者の増加は男女ともに顕著。

•一人暮らし高齢者が高齢者人口に占める割合は、昭和55(1980)年には男性4.3%、女性11.2%であったが、平成22(2010)年には男性11.1%、女性20.3%となっている。一人暮らし高齢者が高齢者人口に占める割合は、昭和55(1980)年には男性4.3%、女性11.2%でありましたが、平成22(2010)年には男性11.1%、女性20.3%となっている。


○孤立死と考えられる事例が多数発生している

•誰にも看取られることなく息を引き取り、その後、相当期間放置されるような「孤立死(孤独死)」の事例が報道されているが、死因不明の急性死や事故で亡くなった人の検案、解剖を行っている東京都監察医務院が公表しているデータによると、東京23区内における一人暮らしで65歳以上の人の自宅での死亡者数は、平成25(2013)年に2,869人となっている。

•独立行政法人都市再生機構が運営管理する賃貸住宅約75万戸において、単身の居住者で死亡から相当期間経過後(1週間を超えて)に発見された件数(自殺や他殺などを除く)は、平成25(2013)年度に194件、65歳以上に限ると129件となっている。

•誰にも看取られることなく、亡くなったあとに発見されるような孤立死(孤独死)を身近な問題だと感じる(「とても感じる」と「まあ感じる」の合計)人の割合は、60歳以上の高齢者では2割に満たないが、単身世帯では4割を超えている。

○「毎日会話している」人はほとんどの項目で総数を上回っており、楽しみの幅が広いといえる。


○子供のいない一人暮らし高齢者にあっては、特に男性において、一緒にいてほっとできる人や日常のちょっとした用事を頼むことができる人がいないという者が多い状況であり、子供や兄弟姉妹・親戚のような垣根の低いつきあいができる、地域の環境づくりが必要であろう。